条件に満たす数値の合計を求めるには
関数を使用して条件付きの計算を実行する
最終更新日時:2023/04/03 16:57:49
範囲内の、検索条件に一致する数値の合計を求めるには、求めたいセルを選択して[数式]タブを開き、[数学/三角]一覧からSUMIFを選択します。他のセルに数式をコピーするために、絶対参照と複合参照の使い分けがポイントです。
概要
たとえば以下の表のように、製品別、部署別のデータで構成されている場合、一つ一つ選択して足し算をするのは至難の業ですよね。ましてや、製品のなかで扱わない部署があった場合は大変です。
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 製品型番 | 部署 | 1月 | 2月 | 3月 |
2 | ABC-123 | 東京 | 30 | 35 | 20 |
3 | 大阪 | 15 | 20 | 15 | |
4 | 福岡 | 10 | 15 | 20 | |
5 | ABC-456 | 東京 | 50 | 65 | 50 |
6 | 大阪 | 45 | 50 | 35 | |
7 | 福岡 | 20 | 20 | 15 | |
8 | ABC-789 | 東京 | 30 | 35 | 20 |
9 | 大阪 | 15 | 20 | 15 | |
10 | 合計 | 東京 | |||
11 | 大阪 | ||||
12 | 福岡 |
そんなときは、SUMIF関数を利用するとよいでしょう。
SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)
この表では、他のセルに数式をコピーするために、絶対参照と複合参照の使い分けがポイントです。
- 範囲
- 下方向や右方向に数式コピーしても範囲を固定するのでF4キー1回押して絶対参照
- 検索条件
- 右方向に数式コピーしても列を固定したいのでF4キーを3回押して複合参照(列固定)
- 合計範囲
- 下方向に数式コピーしても行を固定したいのでF4キーを2回押して複合参照(行固定)
操作方法
- C10セルを選択して、[数式]タブを開き、[数学/三角]一覧からSUMIFを選択します。
- [関数の引数]ダイアログボックスで、[範囲]ボックスにはB1:E9を範囲選択し、F4キーを1度押して絶対参照にします。
- [検索条件]はB10を選択し、F4キーを3回押して複合参照の列固定にします。
- [合計範囲]はC1:C9を範囲選択し、F4キーを2回押して複合参照の行固定にして[OK]ボタンをクリックします。
- 数式を下方向にコピーします。
- 数式を右方向にコピーします。
C10セルの数式は以下の通りです。
=SUMIF($B$1:$E$9,$B10,C$1:C$9)
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