エラーチェックルールを確認するには
ワークシート分析
最終更新日時:2016/09/21 22:34:06
Excel 2016 for Macで[Excel]メニューの[環境設定]から[Excel 環境設定]を開き、[エラーチェック]をクリックすることで、エラーチェックオプションを確認できます。
はじめに
[Excelの環境設定]ウィンドウの[エラーチェック]メニューには次のような設定が行えます。既定では[空白セルを参照する数式]以外すべてチェックされています。ただし、Excel for Macでは、テーブルのフィールドのデータの種類と異なる値が含まれているかどうかをチェックすることはできません。
- 結果がエラーになる数式
- 評価結果が #VALUE! や #DIV/0! などのエラーとなる数式を含むセルに対して、フラグを付け、エラー処理を有効にします。
- 2桁で示された年
- "04/8/18" や "74/11/4" のように年が4桁で示されていない文字列形式の日付を含むセルにフラグを付け、エラー処理を有効にします。
- 文字列形式の数値
- 数値としてではなくテキスト表現として格納された数値を含んでいるセルにフラグを付け、エラー処理を有効にします。たとえば 1 と "1" は、Excel では異なる値に解釈されます。
- 隣接する数式に一致していない数式
- 結合セル内にある数式のパターンに従っていない数式に、矛盾しているとしてフラグを付けます。たとえば、セル A1 内の数式が "=B1"、セルA3内の数式が "=B3" であり、セルA2内の数式が "=B2"でなければ、セルA2に矛盾しているとしてフラグを付けます。
- 領域内のセルを除外している数式
- 領域内の一部のデータを参照していない数式は、領域内の一部のセルを除外しているとしてフラグ付けされます。たとえば、セル A1:A100 にデータがあり、数式内に ”=SUM(A1:A98)" という参照がある場合などです。
- 数式を含むロックされていないセル
- 数式を含むロックされていない編集可能なセルにフラグを付け、エラー処理を有効にします。シートがロックされている場合も同じです。
- 空白セルを参照する数式
- 空白セルを参照する数式を含んでいるセルにフラグを付け、エラー処理を有効にします。
- テーブル内の矛盾した集計列の数式
- テーブルの列の数式と矛盾した数式または値が含まれたセルにフラグを付け、エラー処理を有効にします。
操作方法
- [Excel]メニューの[環境設定]を選択します。
- [Excel 環境設定]一覧から[エラーチェック]をクリックします。
-
[表示するエラー]の[文字列数式の数値]と[領域内のセルを除外している数式]にチェックが付いていることを確認します。
※執筆環境:Microsoft Excel for Mac バージョン 15.26
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